訳:スヨン インタビュー(Grazia 2017.11)
これからの10年、更に価値のある人になりたいです
デビュー10周年を祝い、新たな変曲点にいる彼女と出会った。しかし、スヨンの周りの空気は予想外に普通で、平穏だった。「時が流れるほどもっと価値のある人になると考えたら、今を楽しむようになりました。」一層成熟したスヨンと分かち合う、気楽な話たち。
今日は調子が良さそうですね。最近はどう過ごしていますか?
毎日ドラマの撮影をしています。撮影、また撮影。昨日は疲れを和らげるついでにマッサージを受けたのですが、首と肩をマッサージしてもらってさっぱりしました。
最近はヨガに熱心に取り組んでいると聞きました。
伝統ヨガを習っていて、すごく汗をかきます。ただヨガと呼ばれていますが、きついトレーニングと変わりないです。短い休憩時間を含むと、ほぼ2時間するので、冗談ではない運動量です。
一番最近の休暇はどうやって過ごしましたか?
ドラマ撮影に合わせて普段のスケジュールを組んでみたら、お休みの日は何をしたらいいのか分からなかったです。散らかしてきた自分の部屋を片付けるのに忙しくしています。ファンからの手紙を読んだり、あちこちから送られてきたものを整理したりしていますが、それだけで1日かかることも多いです。
実は家で過ごすことがひそかに好きなんだと思います。
そうです。多くの人が私はよく出かける人だと思っていますが、実は家で過ごすのが好きなタイプなんです。
最近ショッピングはしないんですか?
正直に言って、ショッピングとなるとショッピングする場所がないとしないでしょう?でも最近の私は基本的にセットで過ごしていて、来年の2月まではドラマの撮影があります。新しい服を買ったとしても、着て行く場所がないです。
2月まで撮影するのであれば、冬を越す準備をしなければならないでしょう。
そうでなくても最近はペディンや肌着、カイロにこだわっています。もともと、特にドラマ撮影中は1枚か2枚のペディンで過ごします。なので、今日のペディン撮影も注意深く目を通しているところです。
スタイリングについて、スヨンだけの最近こだわっている秘訣はありますか?
基本的には、現実からかけ離れていない、着心地の良いファッションを追及しています。今はショートヘアなので、シックな服やフェミニンな服はあまり合わないと思います。なので最近はカジュアルな恰好をしがちです。今日着てきたワイドデニムパンツは最近40%オフで買ったんですが、とても気に入っています。カラフルなニットと一緒に着るのも良いですね。
最近買ったものはなんですか?
最近はインターネットショッピングだけたまにする程度です。それまでに買ったものは、たぶん香水?少し前に1日いろいろと香水を試しながら慎重に香水を1つ買いましたが、とても高かったので、1週間後悔しました(笑)でも香りが良いので、気分転換になりました。
ドラマ「御膳立てする男」は、チェ・スヨンの新しい一面を見ることができるので面白いです。
全世代が見るファミリードラマをしたかったですし、長年の経験をお持ちの先輩方と息を合わせ学んでみたいという強い願いがありました。幸運にも、監督が私に目をつけてその役を作ってくださったので、この機会を手に入れました。
撮影現場において、アイドル出身の女優であるということによる異質感のようなものはありますか?
全くありません。皆さんよく面倒を見てくださいますし、心地よく交流してくださいます。特に私の母親役のキム・ミスク先生はたくさん指導してくださいます。
実際のところ、撮影現場では意外に(?)とても静かなほうでしょう?
家にいるときも、私は息子のような娘です。最初キム・ミスク先生は「今までお母さんに愛嬌をふりまいたことがないでしょう?」とおっしゃったので、「愛嬌をふりまくのは私のスタイルではないです。私は息子のような娘なんです」と答えました。先生も、私がそのように見えるとおっしゃっていました。
陽気で明るく見えるので、予想外です。
メンバーやオンニたちといるときはとてもおしゃべりですが、働く場に来ると緊張するんだと思います。何も分からなかった、まだ幼い頃に仕事を始めたからかもしれません。
ドラマで恋人役であるオン・ジュワンとのケミストリーはどんな感じですか?
オン・ジュワンさんは私のオンニと長くミュージカルをしていました。オンニからジュワンさんについていろいろ聞いていたから、すぐに打ち解けたのかもしれません。まず、オッパは人柄が良いです。それから私が演じているとき、オッパと同じことを心配しがちです。脚本家の方が書いたシーンを更に面白く生き生きさせるために、リアクションなどについて長い時間話し合います。そういう面で相性が合って良かったです。
ドラマで相手役を務める他の俳優とは仲良く付き合える方ですか?
はい。何よりも、相手役の方とたくさん話すことが大事だと思います。そうすればそうするほど多くのアイディアが生まれます。それから、特定のやり方で私が演技をするときは、相手役の方を感情的に気まずくさせるような何かがないかがないということを前もって知っておく必要があります。最近放送されたドラマ「知るかもしれない人」を撮影していたときは、短期間だったにも関わらず、シム・ヒソプさん、イ・ウォングンさんととても親しくなりました。
女優になることは最初から夢だったのですか?
いいえ。歌って踊る人になることが夢で、舞台の上に立つことが好きでした。練習生として演技レッスンを受けた際に演技に興味を持ち、大学は演劇映画学部に進学しました。ドラマの仕事をしていると、別の人間の人生を生き、表現することができますし、私の表現次第でその人間の表れ方が変わります。それがとても魅力的で面白いです。その感覚が好きなので、演技を続けていきたいです。
様々な分野で長年活躍するメンバーになりましたね。
そのように見てくださるのなら、とてもありがたいです。でもそれは、最近私が毎週末TVに出ているからではないですか?(笑)デビューから10年が経ち、私はずっとステージに立ち続けてきました。長年活躍しているというイメージは、少女時代の活動のおかげで作られたものに違いありません。
最近耳にした言葉の中で、一番あなたが幸せな気持ちになったのは何ですか?
プロジェクトに関わらず、「スヨンがしてくれたら幸いだ」という言葉を聞くと、気分が良くなります。雑誌でもドラマでも、誰かが私のことを考えてくださっているという事実が、「一人の人間としてのスヨンはこのイメージとあの魅力を持っていて、これが得意」ということを意味しているように思えて、幸せな気持ちになります。そういう言葉を聞くといつも新鮮に感じられます。誰かが与えてくれた機会によって更にいろいろな機会を手にできていることに、本当に感謝しています。
ここ数年、海外のファッションウィークに参加し続けていますね。
4シーズン連続でニューヨークファッションウィークに行きました。今年の春はコレクションを見にフィレンツェへ行きました。残念ながら今回のファッションウィークはドラマ撮影の関係で参加できませんでした。
元気なときと落ち込んでいるときのギャップがあまり大きくないので、私たちはスヨンの性格が好きです。
「私が一番であるべきだ」とか「一番になりたい」と思ったことはありません。与えられたものに対して感謝するということについて、最近はよく考えます。今でも私は、自分がしていることに満足していますし、そのことで毎日忙しいです。それが満足感を与えてくれているのだと思います。
やってみたい新たな領域はありますか?
本を書きたいですし、写真展も開くことも考えています。でもまだ早いですね。これから数年後に可能になると思います。10周年記念のファンミーティングに向けた準備をしながら、カメラでメンバーたちの写真をよく撮っていました。ドラマの撮影現場ではスタッフの皆さんの顔を撮ることを楽しんでいます。監督たちがモニターを見ているとき、しわのある目元がかっこよく見えます。練習をしているときのメンバーのすっぴんは一番かわいいです。リンダ・マッカートニーの写真展がソウルで開かれたとき、深く印象に残りました。時が経つほど価値が増すのと同じように、写真にも同じことが当てはまると思いました。何年も先の将来、自分で撮った写真の展覧会を開く機会があればいいなと思います。
10年後どうなっていると思いますか?スヨンの前に、どんなタイトルが欲しいですか?
自分の務めを果たす人でありたいです。先ほども言ったように、「スヨンがやってくれたら幸いだ」という言葉を聞くたびに新鮮に感じます。この言葉の重い責任感は、目の覚めるようなものです。私に機会を与えてくださった方たちが後悔しないように、与えられた務めを果たす能力を持ちたいです。でも一度には身に付けられません。私の母はアンティークを集めていて、アンティークは時が経つほど価値が上がっていきます。これは、時間は価値であるということを意味しています。永遠に20代でいたかったですが、「もしも時が過ぎるほどもっと価値のある人になるとしたら、どうなるだろうか」と考えると、今を楽しむようになりました。38歳になったとき、アンティークのように皆さんがずっと見続けていたい人になっていることを願います。
おしまい!
Grazia 11月号のスヨンさんのインタビュー前半
— とまと🍅 (@sy24_mtm) 2017年10月27日
訳したんですけど…韓国語の原文が途中まで(息子のような娘のところまで)しかなくて、英語から訳したところが多いです😭ニュアンスとか難しいので、何となく薄目で読んでください〜 pic.twitter.com/QqqxTzhLzU